「前歯だけ気になる」「短期間で見た目を整えたい」——そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、部分矯正です。
大阪・堀江にある デンタルテラス堀江（院長：杉本 貞臣） では、見た目の自然さと負担の少ない治療を大切に、患者さま一人ひとりに合わせた部分矯正をご提案しています。
部分矯正は「気になるところだけ」を整えられる便利な矯正ですが、症例によっては適さない場合もあります。
この記事では、部分矯正の特徴・全体矯正との違い・費用・治療方法、そしてメリットと注意点まで、患者さまにもわかりやすく解説します。さらに、実際によくいただく質問（FAQ）にも丁寧にお答えします。

■部分矯正とは？

部分矯正とは、歯全体ではなく 前歯など一部分だけを動かして整える矯正治療 のことです。全体矯正に比べて、動かす範囲が少ないため、期間や費用が短縮でき、体への負担も軽減されます。

●部分矯正の特徴

●短期間で治療が完了しやすい

●見た目の改善を目的とするケースが多い

●治療中も装置が目立ちにくく自然

●過去の矯正の後戻り修正にも適している

「人前に出る仕事なので見た目を早く整えたい」「写真撮影までに前歯をキレイにしたい」といった方から人気の治療です。

■全体矯正との違い

全体矯正は上下すべての歯を動かし、見た目だけでなく噛み合わせや機能の改善まで行う治療です。一方、部分矯正は 見た目の改善を中心とした部分的な調整 を目的とします。

部分矯正はあくまで「部分的に整える治療」であり、噛み合わせの改善が必要な場合には全体矯正のほうが適していることがあります。

■部分矯正のメリット

部分矯正には患者さまにとって大きなメリットがいくつもあります。

●1. 短期間で完了しやすい

全体矯正が1〜3年かかるのに対し、部分矯正は 3〜12ヶ月 が目安です。
「できるだけ早く整えたい」という方に特に向いています。

●2. 費用が抑えられる

動かす歯が少ないため、費用は 10〜30万円前後 とリーズナブル。
初めて矯正に挑戦する方でも始めやすい治療です。

●3. 装置が目立ちにくい

透明マウスピース矯正は装着してもほとんど気づかれません。
接客業や営業職など、人に見られる機会が多い方にも安心です。

●4. 痛みや負担が少ない

部分的に歯を動かすため、痛みや違和感が軽く済む傾向があります。

●5. 矯正後の後戻りにも対応

「昔整えた前歯が少し戻ってきた」というケースにも部分矯正はぴったり。
短期間で自然な状態に戻すことができます。

■部分矯正のデメリット・注意点

メリットが多い一方で、注意すべき点もあります。

●1. 適応できる症例に限りがある

部分矯正が向いているのは 軽度の歯並び不正やすきっ歯 です。
ズレが大きい場合、部分矯正では治らず全体矯正が必要になります。
まずは正確な診断が重要です。

●2. 噛み合わせ改善は難しい

部分矯正はあくまで見た目を整える治療です。
噛み合わせの問題を根本から治すことはできません。

●3. 後戻りのリスク

保定装置（リテーナー）を使わないと歯が元に戻ってしまうことがあります。
治療後のケアも大切です。

●4. 歯科医師の診断力が重要

限られた範囲を動かすため、治療計画の精度がとても重要です。
経験のある歯科医師に相談することが成功のポイントです。

■部分矯正の治療方法と費用

●マウスピース矯正

透明なマウスピースで段階的に歯を動かす方法です。
取り外し可能で衛生的
見た目が自然
費用：15〜30万円前後
期間：4〜12ヶ月

●ワイヤー矯正（表側・裏側）

歯の表側・裏側にワイヤーをつけて動かす治療です。
幅広い症例に対応
裏側なら目立ちにくい
費用：15〜40万円程度

●セラミック矯正

セラミックの被せ物で見た目を整える方法です。
短期間で仕上がる
費用：1本 5〜15万円前後
歯を削る必要があるため慎重に判断

■院長コメント（専門家の見解）

デンタルテラス堀江　院長　杉本 貞臣
部分矯正は、短期間で気になる部分を整えたい方にとても適した治療です。しかし、どこまで動かせるかは歯の状態によって異なります。
当院では、患者さまの歯並び・噛み合わせ・生活習慣まで丁寧に診断し、最適な治療法をご提案しています。
「自然な笑顔になりたい」「無理のない矯正がしたい」——そんな思いに寄り添いながら、負担の少ない矯正治療を提供いたします。

■よくある質問（FAQ）

Q1. 部分矯正の治療期間は？
A. 一般的には 3〜12ヶ月 です。軽度であれば半年以内で終わることもあります。

Q2. 痛みはありますか？
A. 全体矯正に比べ痛みは軽度で、多くの方が数日で慣れています。

Q3. 費用はどれくらい？
A. 10〜30万円前後が目安です。装置の種類で変わります。

Q4. 装置は目立ちますか？
A. マウスピース矯正ならほとんど目立ちません。

Q5. 食事・歯磨きの制限は？
A. マウスピースは取り外せるため普段どおり可能です。ワイヤーの場合は硬いものは控えましょう。

Q6. 噛み合わせも治りますか？
A. 軽度なら改善しますが、本格的な噛み合わせ治療は全体矯正が必要です。

Q7. 後戻りはしますか？
A. リテーナーを正しく使えば防げます。当院でもサポートします。

Q8. 他院での矯正後の再調整は可能？
A. はい、可能です。部分矯正は後戻りの修正に最適です。

■まとめ

部分矯正は、「気になるところだけ整えたい」「短期間・低負担で矯正したい」という方に最適な治療です。ただし、すべての症例に対応できるわけではないため、歯科医師の診断が非常に重要 です。
デンタルテラス堀江では、患者さまのご希望を丁寧に伺いながら、見た目と機能の両立を目指した治療をご提案しています。矯正が初めての方も安心してご相談ください。

📚引用・参考文献
日本矯正歯科学会「成人矯正の基礎知識」
厚生労働省 e-ヘルスネット「歯科矯正治療」
デンタルテラス堀江 院内資料